2017年1月31日火曜日

犬の好きな音楽

ペットホテルという職業柄、犬舎ではなるべく犬たちが快適に過ごせるように配慮するのはもちろん、慣れない場所に連れてこられたワンちゃんのストレスを軽減する環境を考えているつもりです。

犬舎は冷暖房で昼も夜も適温に保たれ、乾燥している今の季節は加湿器も大活躍しています。
実際、光熱費をケチりたい私たち人間の寝室やリビングなどよりよほど快適で、犬舎にいる方が暖かく過ごせるくらいです。

更に、犬たちにとってもリラックス効果があるというラベンダーのアロマディフューザーで優しい香りに・・・
なんとなくリラックス効果のありそうなオルゴールのBGMを日中は小さめの音で流してみたりしています。

ところがっ!!
2日ほど前にこんなニュースを目にしました。


------------
犬はレゲエとソフトロック好き-。
英スコットランドのグラスゴー大などが、音楽が犬に与える影響について調べたところ、こんな研究結果が出たと欧米メディアが伝えた。

さまざまなジャンルの音楽を流して影響を調査。心拍数を計測したところ、クラシックやポップの時よりも、よりストレスレベルが下がっていたという。

一方で研究者は人間と同じように「犬にも音楽の好みがある」とも話している。(共同)
------------


レゲエとソフトロックでストレスレベルが下がるぅ~?!

犬たちのことをなにより最優先にしたい私たちとしては、それが事実ならば犬舎で流すBGMはレゲエとソフトロックに即刻切り替えるべきです。

でもなぁ・・・飼い主さんが全員、先のニュースやこのブログを見てくださっているとは限りませんからねぇ・・・

初めて見学に来られて、犬舎でレゲエとかソフトロックが流れていたら、
「オーナーがそういう音楽が好きで流してるんだな」
としか解釈されないでしょうし・・・
飼い主さんが
「なんだか癒されるわぁ~」
と感じる空間でこそ
「きっとこの子(ワンちゃん)もここならリラックスして過ごせそうね」
と感じるのだろうなぁ・・・

などと考えると、今すぐレゲエやソフトロックをTSUTAYAに借りに走るのはどうなんだろう?
商売ってのはイメージも大事だしなぁ・・・
いやしかし、ワンたちは好きらしいし・・・

と、悶々とするお庭番なのでした。

見学の方がみえる時だけオルゴールにして、それ以外はレゲエにしとくかな~(ブツクサ)




2017年1月30日月曜日

違いますから~③

抱っこして、”モカ”はもう帰ってしまって居ないことを優しく言い聞かせても泣きやまなかった”なつ”。

ご近所迷惑を考え、今度こそ鳴き止ませなくては!とワンコハウスに向かった私は、今度は怖ぁい顔で”なつ”を睨み、

「シッ!ダメ!!」

と、低くするどい声でたしなめました。
目にいっぱい涙をためながら・・・

”なつ”は・・・素直に泣きやみました。


ところが!!
私が立ち去ると、”なつ”はますます悲し気な声で鳴き始めるではないですかっ?!

私たちは迷いました。

むむむ・・・しまった。つい不憫に思ってさっき抱き上げたりしたから、呼べば抱っこに来てくれると勘違いさせてしまったやもしれない・・・
幸い、けたたましく吠えているわけではないから、この程度ならもう行かずに放置した方がいいかもしれない。

いやいや、一旦ハウスから出してやって、犬舎の中を自分で歩き回らせて、本当に”モカ”がいないということを解らせて納得させた方がいいんじゃないのか?

そんなことを話し合っている間も、”なつ”の悲痛な鳴き声は続きました(←私たちはウルウルしている)

結局私たちは

「あと15分は我慢しよう。15分放置して、それでも泣きやまなければもう1回だけ行って、”なつ”が納得するまで犬舎をうろつくのに付き合ってやろう」

という結論に達しました。

果たして・・・15分経っても鳴き声は止みませんでした。
私はフライング気味に”なつ”のハウスに向かいます。

「なつったらなつったら・・・モカはいないんだったら・・・ホラ、自分で確認してごらんなさい」

そう言って”なつ”をハウスから出してやりました(←もちろんウルウルしている)

”なつ”は、お部屋をグルっと一周するようにゆっくり歩きます。
まるで、今日一緒にモカと遊んだその残り香を確認するように・・・・(”なつ”ったら~ウルウル・・・)

そして一周し終えると、まっすぐにトイレットシートに行って


プリプリプリプリプリ~~~ =3  (←下痢でした)


( ゚Д゚) え・・・?! プリプリ?


そう、私たちはもう勝手に”なつ”が泣いている理由を、自分たちが思い込みたいように擬人化し、美化して解釈し・・・(←このバカタレがーーっ!)

もらい泣きまでして(←こっぱずかしいぞーーっ!)

『普段と違う鳴き方をしているようであれば、体調不良を疑え』

という大原則をスコーンと見落としていたのでした。

”なつ”モカを探し求めて泣いていたのではなく、はただひたすら

「うんちうんちうんち出ちゃうぅ~~~~っ!」

と鳴いていただけでした(;'∀')

犬を扱うお仕事をしていながら、実にお粗末な!実に嘆かわしい!なによりお恥ずかしい!

お恥ずかしすぎて本当は内緒にしておきたーい( ノД`)

でも、あえてこのお話を公開することにより、今後の自分たちの戒めにしてまいりたいと考えました。


ちなみに、プリプリ~っと緩いうんちをした”なつ”は、その後全く鳴くことなく、スヤスヤと眠りにつき・・・
幸いお腹の調子もすぐに戻りましたとさ♪


みなさんも、犬を擬人化するのは大変危険な場合もありますので、お気を付けあそばせ~
(↑うるさいだまれひっこめーーー!)

鳴りやまぬブーイングを一身に受けながら、以後に活かさせていただきます・・・


「まったくもー・・・頼むわよアンタたち!」








2017年1月29日日曜日

違いますから~②

続きです。



久しぶりに”モカ”に会えて、たいそう嬉しそうだったツンデレ犬”なつ”

”モカ”の日帰りステイのお帰りの時間がきました。
夜のごはんの後すぐに車で送っていくことになっていたので、ごはんをとてもゆっくり食べる”なつ”が、ごはんを食べ終わるか終わらないかというタイミングで私たちはなるべく何気ない風を装って”モカ”をお部屋から出し、車に乗せてしまいました。
気づいたら”モカ”がいなかった・・・
その方がなんとなく”なつ”が寂しさを感じなくてよいだろうという判断でした。

”モカ”を無事送り届けて戻って来ると、”なつ”のただならぬ声が聞こえてきます。
留守番していたお庭番(♂)の方に訊くと、私が帰宅する寸前からその鳴き声が始まったとのこと。
そして、すぐに鳴き止むと思っていた私たちの予測ははずれ、”なつ”は延々鳴き続けました。

普段、”なつ”は一切無駄吠えをしない子です。

※無駄吠え=犬が理由もなく吠えること
この説明はちょっと不適切で、実際犬が吠えるには必ず理由はあるんですが、本人(本犬)としては理由があっても、人間からみて不必要な理由で吠えたり、しつこく吠えたりすることを、無駄吠えと呼ぶんですね。

その時の”なつ”の鳴き方は、吠えているというより泣いているような声でした。
クイ~~~ン クイ~~~ン
という感じで、たまにかすかに遠吠えのような鳴き方が混じるような鳴き方。
わたしたちには、”モカ”が知らないうちにいなくなってしまったので、”なつ”が

「ねえ!モカ!どこにいるの~?モカぁああ~!」

と泣いているように聞こえました。
それ以外に”なつ”が、普段聞いたこともないような鳴き声を出す理由が見当たらなかったからです。

深夜だったこともあり、わたしたちはすぐに”なつ”を鳴きやませなくてはと思いました。

でも、その夜は、”モカ”がいなくなってさぞ”なつ”が寂しいのだろうと思ってしまい、あまりにも悲し気に泣く”なつ”が不憫に思えて・・・

”なつ”のところに行き、抱き上げると”なつ”は鳴き止みました。
そこで、厳しく注意するのではなく、優しくやさ~しく

「モカはもう帰っちゃったんだよ。でもまた遊びに来るからね。ネンネしようね」

と言い聞かせました。
ところが私が立ち去るとすぐに再び”なつ”は悲し気に鳴き始めます。

「モカ!モカはどこなの?!モカ~~ モカ~~~!」

そのころにはもう私たちだって、目に涙を浮かべています。
(年のせいか、非常に涙腺の緩い今日このごろ)

「健気だねぇ~ 不憫だねぇ~」(ウルウル)

「ほんとにねぇ・・・あの気が強い”なつ”がねぇ・・・可愛いねぇ~ たまらないねぇ~」

「あんな風に”モカ”を連れて行かずに、ちゃんと挨拶させて、納得させてから連れて行くべきだったのかもねぇ~」

「でも!このまま鳴かせ続けるのはご近所迷惑になるし、ここは心を鬼にしてビシーッ!とやめさせてくるね!いいね?」

「うん・・・それしかないね」(ウルウル)

私は心を鬼にして、”なつ”を叱るべく、もう一度犬たちのいるハウスに向かいました。



長くなったので続きは次回に・・・

2017年1月28日土曜日

違いますから~①

関東圏のTVコマーシャルで、織田裕二が扮する犬のジョンの言葉を、ムツゴロウさん扮する大工の棟梁が理解できているつもりで

「ヨーシヨシ、犬小屋が欲しいんだな?」

と犬小屋を建ててやるけど、実は全く的外れで、ジョンは飼い主さんの家の中に住みたかったのに・・・・・・というのがあります。





これ・・・つい先日、私たちもやってしまいました(-_-;)

常日頃から、犬を擬人化してはいけないいけないと偉そうに言いながら、つい擬人化してしまうダメダメな私たちです。

実家の母の飼い犬”ボス”と”なつ”を超長期預かりしていることは何度かお話しましたが、その”なつ”の方は、2年ほど前に、別の飼い主さんから母のところに引き取られてきました。

”なつ”の元飼い主さんは、”なつ”の他にもう2匹のチワワを飼っておられました。
ところが、ご結婚されることとなり、そのお相手が、結婚前は「犬が好き」とおっしゃっていたにもかかわらず、入籍後に「実は犬は嫌いだ」とおっしゃり・・・犬たちにとてもつらくあたられたとか・・・

このままではチワワたちが可哀相だと考えた飼い主さんが、泣く泣く引き取り先を探され、結局”なつ”は私の母の元へ。一緒にいた”モカ”は母の実家のご近所のとても優しいご家族に引き取られました。
(もう1匹のチワワちゃんは、飼い主さんがどうしても手放せないとのことで、その時は手元に残されましたが、その後どうされたかわかりません)

とにかく、”なつ”と”モカ”は、以前姉妹のように一緒に暮らしていたのです。

その”モカ”はPet Hotel 11!に長期お泊りもしてくれましたし、つい先日は日帰りで遊びにきてくれました。

私たちの失敗談は、その”モカ”の日帰りステイの時のお話です。

とても気が強く、ツンデレ犬の”なつ”ですが、”モカ”が来るとそれはそれは嬉しそうにするんです。
”モカ”が流し台で足の泥んこを洗われている時も、”なつ”は心配そうにクンクン鳴いて見つめています。

そんな微笑ましい姿に、わたしたちは目頭を熱くして

「やっぱりねぇええ ずっと一緒に育ったんだものねぇえええ~ 健気だねぇえええ~」

などと話したものです。


長くなるので続きはまたにします・・・


2017年1月27日金曜日

殺処分ゼロを願って

犬を捨てようと思って犬を飼い始める人はいないでしょう。

でも、犬を捨てる人はいなくなりません。

 他人事ではありません。

 できるだけ多くの人に一緒に考えていただきたい問題です。

 

2017年1月26日木曜日

犬の落とし物

私の実家は逗子市。
実家を出た後、長らく横浜市に住んでおりました。
1年ちょっと前にここ、三浦海岸に移り住んで、景色の素晴らしさ、暖かい気候、気さくで温かな近隣の人々や、美味しいお魚とお野菜がとても気に入り、何より犬たちをお散歩させる素敵なコースがたくさんあることに満足しています。

でも・・・ひとつだけ、おや?おやおや~?と思うことがありました。
それは、犬の落とし物がやたらと多いこと。

海って、そう、人を開放的な気持ちにさせますよね。
昔からよく
「バカヤローーーーーーっ!」
とか突然叫ぶシーンがドラマにあったり、
「I LOVE YOU」
なんて砂浜に描いてしまう嘘みたいなシーンが漫画に登場して、まさかぁ~とか言ってたらホントに砂浜でそれを発見してビックリちゃったりなんかして・・・

だからでしょうか?
落とし物にも開放的な気持ちで
「おまえたち、自然に帰れ~い!」
的なナチュラリスト思考になっているとか・・・

それとも、美しい海を眺めながらお散歩しているので、愛犬の湯気立ち上る落とし物に気づけないとか?

理由はわかりませんが、少なくとも今まで私が住んでいたところでは、放置うんち(←いい感じに韻を踏んでいるつもり)はそう多くは見かけませんでした。
昔に比べて野良犬が減ったこともあるし、飼い主さんが持ち帰るのが常識となっていて、うんちばかりかオシッコだって、持参したお水でチャ~~と流して行くのが当たり前となっていたのです。

犬好きの人だって眉をしかめるんですから、犬嫌いの人はいかばかりか・・・
犬好きの権利がある程度認められている以上、犬嫌いの人たちの権利もあるはずです。
犬を飼っている人は、そういう人への配慮を忘れず、できる限り他の人の迷惑にならないようにしなくてはなりません。



つい先日、とあるお宅の入り口に、かなり大きな文字で書かれた、このような看板を見つけました。

もう、いろいろ考えちゃいましたよ。
きっと、いつもいつもここでうんちしちゃうワンがいて・・・
もしかすると一匹じゃなくて何匹もいて・・・
仕方ないからブぅブゥ言いながら片付けていたけれど、さすがに毎日のことなのでうんざり&堪忍袋の緒が切れて・・・

「母さん!極太マッキー持ってこいっ!」

「父さんやめて!ご近所に恥ずかしいわよ」

「えーいうるさい!黙れだまれーい!」  トンカントンカン♪

とかなんとかゆーやりとりがあってのコレなのだろうか・・・

などと想像しながら見つめていました(もらい泣き)

だってだって・・・自宅の敷地の入り口といえば、その家の顔ですよ!
その顔にうんちを放置されるのはもちろん許せないでしょうが、
その顔にデカデカと

「ウンコ」

という文字が躍っている(しかも2つも!)のだって、かなり許せないことのはずなんです。
こんな究極の選択をご近所の方にさせているなんて、とてつもなく罪深いと思いませんか?


落とし物は絶対に持ち帰りましょうね!






2017年1月25日水曜日

老犬とペットホテル

ご利用いただいたお客様から、こんなご質問がありました。

「知り合いに15才の犬を飼っている人がいるんですけど、老犬ということで、ペットホテルにはどこも断られてしまうそうなんです。Pet Hotel 11!さんなら大丈夫かしら?」

なんでも老犬がいるために、ご夫婦がいつも別々に旅行に行かれるか、離れて暮らしているご家族がわざわざお留守番に来られているとのこと。

人間と同じく、昔に比べて寿命が延びている分、老犬の介護は飼い主さんにとって大きな問題になってきていますね。
愛犬にとって限られた時間だから、精一杯面倒をみてやりたい。
でも、自分たちにとっても限られた時間・・・たまには夫婦一緒にゆっくりと温泉にでも行って命の洗濯をしたい・・・

そういうことを、不謹慎だとかわがままだとか言う厳しい声も世間にはありますが、私はそうは思いません。
飼い主さんが介護に疲弊してストレスを溜めて、結果的にワンちゃんを疎ましく思ったり、辛くあたってしまったりすることよりも、安心して任せられる人にお任せして息抜きをする。
帰ってきたら、おりこうに待っていてくれた愛犬に感謝の気持ちと愛おしさが増して、また日々の介護に前向きに取り組める・・・
それが健全な形だと思います。

ですから、ペットホテルの理想としては、老犬であってもできる限り受け入れるべきだと考えています。

ただ、Pet Hotel 11!の規約にも明記してある通り、老犬のお預かりはやむなくお断りさせていただく場合もあります。

Pet Hotel 11!が、老犬のお預かりをお断りする場合・・・それは、

① 飼い主さんと私たちの信頼関係が築けていない
② ワンちゃんがPet Hotel 11!の環境に慣れていない
この2点が大きなカギとなります。

ずっとご家族として一緒に暮らしてきた大切なワンちゃんです。
老齢で、万が一のことがある可能性が若いワンちゃんよりはるかに高い上に、ご家族と離れて慣れない場所に居させられる不安やストレスが命取りとなるかもしれません・・・
多くのペットホテルが老犬をお断りする理由は、お世話が大変というだけでなく、こういう理由があるんですね。

けれども、老犬になる前から何度かお泊りしていて、よく知っているスタッフがいるホテルなら、ワンちゃんだって安心してくつろぐことができます。

飼い主さんがご自身の目で信頼できるペットホテルを選んで、オーナーやスタッフと納得いくまでお話し、人間関係を築けていれば、もし万が一が起きたとしても「きっと最後まできちんと面倒をみてくれたのだろう」と納得することができ、愛犬に対する罪悪感も軽くなることでしょう。

何があるかわからないから、動物病院の併設ホテルに預ける・・・
というのもひとつの選択肢です。
でも、一番大切なのは、ワンちゃんが慣れている、もっと言えば、ワンちゃんが「あのホテル好きだワン」と思っているペットホテルの存在です。

ご旅行や出張の予定が入って慌てて初めてホテルを探すのではなく、何も予定のない時に、何度かペットホテルに預けてみて、飼い主さんとワンちゃん双方が納得いく相性のいいホテルを見つけておくこと。
それはとても有意義なことです。


生きとし生けるものはすべて、生まれた時から死に向かって歩き出しています。
愛犬が悲しいことに亡くなってしまうのは100%確実です。
老犬よりは確率がかなり低いですが、若いワンちゃんにだって、そうなる可能性はゼロではありません。
ペットホテルに預けている間にその瞬間が訪れてしまうことになったとしても、飼い主さんが少しでも後悔しないために必要なこと・・・ぜひ考えてみてくださいね。



イタリアングレイハウンドの”ろいろ”くんがお泊りに来てくれました。
貴族の犬と言われている小型で気品漂うお姿ですが、とっても甘えん坊で可愛いです♪
1才でドキドキのペットホテル初体験です(^▽^)/
貴族によるブロッコリー畑のおさんぽ


あーあ、どーせボクは胴長短足ですよーだ!
(いや、胴長とかより顔かおーーっ!)
※モデルはいいんですけどカメラマンが悪いんです(;'∀')





2017年1月24日火曜日

犬の正しいしつけ方って?

22日のブログに、犬のしつけがなぜ必要か?ということを書きました。

では、しつけはどういう風にするのが正しいのでしょう?

世の中には、さまざまな説や方法が提唱されていて、その上、今はインターネットであまりにもたくさんの情報を見ることができるので、飼い主さんは迷ってしまいますよね?
そして結局「どれが絶対的に正しいのか?」は判らないと思うんです。
風邪予防についてだって、ついこの間まで「うがいが大事!」が常識だったのに、いきなり「うがいは意味がない」なんてこともあるんですから参っちゃいます・・・

でも、「あーもう!一体どの方法が正しいのかわかんないよぅ!」って駄々こねてても仕方ありませんから、私なりに犬のしつけの大事なポイントだと考えていることを書いていきたいと思います。


【どれが正しいか?は問題じゃない】

こんなこと言っては身も蓋もないかもしれませんが、絶対的に正しいしつけ方法なんてないと思います。
ですから、たくさんのしつけ方法を自分で調べて、ワンちゃんと一緒に試行錯誤しながら、どんなやり方が一番愛犬に合っているか?を見つけていくしかありません。
ただ、絶対に間違っていると私が考えるのは、恐怖を与えるしつけ方法です。
人間の子供もそうですが、体罰などの恐怖で行動を正すのは、一見効果テキメンだし、機械的にコマンドに従うようになりますが、同時に大変なストレスとなります。
たとえ、脅したり叩いたりすることで、ひとつのコマンドに従うことができる子になったとしても、たまったストレスにより、別な問題を引き起こしてしまうかもしれません。


【リーダーシップが基本】

前にも書きましたが、飼い主には愛犬を正しくしつけて人間社会の中で生きていくにふさわしいワンちゃんに育てる責任があります。
よいリーダーは、犬が「怖いからイヤだけど仕方なくいうことをきこう」と思うようなやり方ではなく、「このリーダーのいうことをききたいワンっ!」と思わせるやり方をすべきだと私は思います。

お散歩かぁ・・・今日はなんだか面倒だからやめとこっかなぁ~・・・
だったり、

気分次第でなんの脈絡もなくベタベタしてきたり、八つ当たりするような情緒不安定
だったり、

こんなリーダーなら、私が犬だったら尊敬できないからいうことをきく気にはなれません。

理想は、愛犬が
「リーダー!次は何しますかっ?!ワクワク♪」
と、キラキラした目で見上げてもらえるようなリーダーになることです。
(ぜんぜんなれていませんけど・・・)


【ご褒美か無視か】

私自身、犬が何かうまくできた時や、おりこうに振る舞っている時に一番効果があると感じているご褒美は、全身で愛情を表してたーっぷり褒めてあげることです。
そして、よくない行動をした時に一番効果があると感じている罰は、ご褒美の真逆。「完全無視」です。愛犬の顔も見ず、声もかけずに、できる状況ならその場から立ち去る・・・
ワンちゃんにしてみたら、「長々お説教される方がまだマシだよう~」と感じるほどのガビーーーン!です。


【そこに愛はあるか?】

しつけをするにあたって、一番大事なのがコレだと思います。
犬は古くから人間のパートナーでした。
「ぜったいにうちの子は人間の言葉がわかっているの!」
と本気でいう飼い主さんのなんと多いことか!
そう、本当に人の言葉を理解しているとしか思えないほど、犬は利口で、何より言葉に頼っている人間なんかよりよほど、感情を察する力に優れています。
ですから、飼い主さんから本当に愛されているか?ということを、ワンちゃんはちゃーーんと解っています。

理想のしつけ方法がうんぬんかんぬんよりも、自分は疑う余地もないほど絶対的に飼い主さんから愛されている!という確信を持てていることが、なにより大事だと思います。
その確信があれば、ちょっとくらいしつけの技術が上手くなくても、ついつい誘惑に負けて甘やかすことが時折あったとしても、お互いの信頼関係が崩れることはありませんし、なにより愛犬はきっと飼い主さんの愛情に応えてくれる・・・そんな風に私は信じています。




いつでもお散歩やる気マンマンのココちゃんは、今日もグイグイリードを引っ張ります~
一番のお年寄りなんて信じられません ( ´艸`)



わんぱくビションのウリくんがまた来てくれました♪
ああ、またそんな目で見ないで~!たまらんたまらーん!



























2017年1月23日月曜日

お天気雪


お泊り中のココちゃんに加えて、以前うちに長期お泊りしていたモカちゃんが日帰りで遊びにきてくれました。

前回の長期お預かりの時、暫くの間、一緒に暮らしていたボスとなつ、とりわけなつは大喜びでした。

張り切ってみんなでお散歩に出発すると、ほどなく小雪がチラチラ・・・

暖かい三浦では珍しい、今年2回目の降雪です。

4ワン軍団は雪をものともせず、グングンよく歩いて、1時間近くお散歩してきました。


モカちゃん、またきてね~(^▽^)/




2017年1月22日日曜日

犬のしつけ

犬のしつけ
と聞くと、みなさんはどんなイメージを持たれるでしょうか?

”しつけ”とか”訓練”とか”調教”と言うと、嫌がる愛犬に色々我慢させたり、厳しい口調で叱ったりするイメージでしょう?
前回までの、犬の問題行動についての記事に登場した母も、しつけにはあまり興味がなく、とにかく愛犬の好きなようにさせてやること=要求にできる限り応えてやることを優先して、ありったけの愛情を注いでいました。

母のように、愛犬を”我が子のように可愛がること” と ”しつけ”は、相反することのように感じている飼い主さんはけっこう多いように感じます。

あるいは、しつけ=”お手”や”おすわり”ができることのように考えている飼い主さんも割と多いんです。

だけど、冷静によく考えてみてください。
我が子のようにワンちゃんを愛いているなら、なぜ適切なしつけが必要か?
ということは簡単にわかるはずです。


人間の子供を育てていると想定して、以下の質問にYESかNOでお答えください。

●おもちゃ売り場で泣きわめいて「買って買って!」とねだる我が子に、毎回おもちゃを買い与えますか?

●食べたいとしつこく言われれば、カロリーオーバーでも好きなだけおやつを食べることを許しますか?

●静かにしていなくてはいけない場所で、じっと我慢していられなくても「まったくこの子はウフフ」なんて言ってその行動を正そうとしませんか?

●我が子には、号令で決まった動作をする従順で機械的で、なんなら芸達者な子供に育ってほしいですか?


愛犬にしつけをする理由は、そもそも異種である、人間と犬が、家族のように暮らすために不可欠な約束事やルールを共有して、お互いにそれを守るためです。

していいこと、してはいけないこと、しなくてはならない義務、どこまでは譲り合えるのか?
といった約束事がなければ、たとえ人間同士の同居だってうまくいきません。
それを犬とするんですから・・・そりゃもう大変なことですよ!

飼い主は愛犬の行動に対する責任がありますから、きちんとリーダーシップをとって、愛犬を正しい方向に導く役目を決して放棄してはならないのです。

我が子のように愛犬が可愛いというならば、我が子の将来を思って、決して甘やかしすぎませんね?
健康を考えて、欲しいものを好きなだけ食べさせたりはしませんね?
不適切な場面で暴れたり吠えたてたり排泄したりしないように、我慢ができるよう育てますね?
そしてもちろん、”お手”や”おすわり”を覚えているから「しつけはできている」などと勘違いすることもないでしょう。

え?我が子の将来とか言われてもピンとこない?
ずっと私が面倒みるからって?

前回のブログにも書きました。
もしあなたが明日トラックに轢かれて死んでしまったら?
大災害で、愛犬と離れ離れになって二度と会えなくなってしまったら?

迷子犬となって保護された犬たちでも、しつけが行き届いたおりこうさんならば、新しい里親が見つかる可能性はとても高いです。

愛する我が子の将来を考えるなら、一度、あなたの可愛いワンちゃんが、クンクンと泣きながら保護施設に引き取られていくシーンを想像してみてください。
おのずと、今我が子のためにしておくべきことが見えてくることでしょう。


保護施設から新しい飼い主さんのところに無事引き取られて可愛がられているココちゃん
10才のおばぁちゃんですが、とっても力強く歩きます。






2017年1月21日土曜日

問題行動について⑩

私の母は、本当に犬が好きな人です。
愛情深く、涙もろく、心優しい人です。
ですから、母は自他共に認める、正真正銘の愛犬家です。

ただ、さんざん書いてきたように、愛犬家が必ずしも飼い犬の良きリーダーだとは限りません。

母は、ボスのことを心から愛していましたし、ボスに対するほぼすべての行動はボスを思ってしていたことですが、そのやり方は残念ながらボスにとってのよきリーダーの振る舞いではありませんでした。
もっと厳しい言い方をすれば、「ボスを愛している自分」が「ボスにしたいこと」をしてあげていたということです。

こんな風に、ろくにしつけをしていないにも拘らず、ボスは問題行動と呼ばれることが多いわりに、さほど手に負えない犬ではありませんでしたし、母に反抗的に歯向かっていくようなこともありませんでした。
それは間違いなく、母のボスに対する愛情がボスに十分に伝わっていたからだと思います。

『問題行動について』というシリーズを書き始めたころに

一般的に問題行動とされていることでも、飼い主さんや周囲の人に迷惑をかけていないなら問題ない。

と書きました。
母と暮らしていた時のボスは、まさにそういう関係でした。
客観的に見れば、間違いなく問題行動だらけの犬でしたが、母はそんなボスが愛おしくてたまらず、さほど困ってもいなかったのです。

ところが・・・状況は変わりました。
母は今年79才になります。
高血圧・脳梗塞・腰痛・膝痛など、挙げればきりがないほど体の不調があります。
特に3年前に長年連れ添った夫(私の父)を長い看病の末亡くしてからは、心に大きな穴がポッカリと空いてしまったようになりました。
何をするにも気力と体力が追い付かないと言い、昔を知っている私から見ると信じられないくらいにネガティブになっています。

ボスは今までとまったく変わらぬ状態でも、ボスの行動が、日々ジャブのように母の心身を疲れさせるようになっていきました。

「あの子たちがいると、何にもできないのよ。ひっきりなしに鳴いて要求するし、ずっとくっついてきて遊びをねだるし・・・タメイキ」

そんなことを言うようになりました。

犬たちのストレスを発散するための十分なお散歩もなかなかできなくなり、ボール遊びでお茶を濁す悪循環もあり、いよいよ問題にならなかった問題行動が問題になってきたのです!!

ちょうど私たちがペットホテルの立ち上げ準備をしていたため、設備の検証にボスとなつを暫く預からせてもらうことになり、母の希望もあって、そのまま超長期のお預かりとなったわけです。

今では母は、最愛の孫に会いに来るかのようにボスとなつに会いにくるのを楽しみにしています。


大事なことなので何度も書きますが、

一般的に問題行動とされていることでも、飼い主さんや周囲の人に迷惑をかけていないなら問題ない。

それは間違いありません。
だけど、状況は変わる可能性があります。
老い・事故・怪我・入院など・・・予測のたたないことがいつ自分の身に起きるかもしれません。

そのためにも、自分の飼い犬の問題行動については、正しく把握して、必要になれば軌道修正できる程度かどうかを見極めておくことが大切ではないかと私は思います。


お外遊びの後、おとなしく足を洗わせてくれるココちゃん♪
かぁわいい~(はぁと)















2017年1月20日金曜日

問題行動について⑨

大寒らしい大寒です。
春が待ち遠しいですねぇ~


さて、犬が問題行動を起こさないために、飼い主が心掛けておくことを前回書きました。


★ 好ましくない態度の時は、ご褒美をあげない
  (優しく話しかける、触るなど、構ってあげること自体がご褒美となります)

★ 好ましくない態度はその場ですぐにやめさせる

★ 好ましい態度の時にはうーんとご褒美をあげる
  (おやつやごはんのことではなく、褒める、撫でるなど喜ぶことをするという意味です)

★ 決して感情的にならない

★ 常に人間が主導権(リーダーシップ)を取る


この中で一番大事なのが、最後に書いた「常に人間がリーダーシップをとる」ということです。

日本語も、日本国憲法も条例もわからない犬という動物が、人間社会の中で家族のように暮らしていくためには、飼い主がリーダーとしての責任を持って自分の犬に最低限守らせなくてはならないことがありますよね?
もし、人間にひどく迷惑をかけたり危害を及ぼす存在になれば、その先に訴訟問題だったり、犬を施設に移されたりといった、考えたくもない事態が待っているかもしれません。

そうなることは、結果的に犬にとって大変不幸なことです。


正しいリーダーは、部下が理解しやすい言葉ややり方で部下を導きます。
犬のリーダーになるからには、犬に理解しやすい方法を取る必要があります。

犬が好ましい態度の時はご褒美。
好ましくない態度の時はご褒美なし。
このシンプルな行動は、感情豊かな人間にとっては、あまりにも機械的すぎて、家族とみなしている犬が可哀相という気持ちになりがちですが、何よりも犬にとって可哀相なのは

「わかりにくーい!」

ってことなんです。

「なんかすごく怒ってるけど、なんで叱られてんのかわかんないよぅ・・・ブルブル」
ということが起きてしまうのは、いいことと悪いことの区別がちっともついていない子です。
普段から、上記のようなシンプルな方法で〇×が解っている子は混乱しない=ストレスが少ない生活を送れるってことなんです。


次回は、問題行動のお徳用袋みたいな言われようのボスが、どうして超長期で実家から私のところに来ているのか?
というお話です。


えへへっ 呼んだ呼んだ~?!








2017年1月19日木曜日

問題行動について⑧

ここで、ボール大好き犬”ボス”の問題行動を今一度復習です。

●極度に臆病(よその人も犬も怖い)
●もう6歳のオッサンになろうというのにうれション癖がある
●ボールに対する異常な執着(正気の沙汰ではないほどの・・・)
●興奮すると制御できない(グルグルピョンピョンうれションジョロロ~~)
●「遊んで!」「ボール取って!」「寂しいからこっち来て!」などの要求吠えが執拗に続く
●実家の階段をひとりで降りることができない

前回までの記事で、
階段を降りることができなくなった理由
ボールへの異常な執着(中毒)が生まれた理由
のご説明はしました。

それらの説明を踏まえると、おのずとボスのその他問題行動が形作られた理由も推察いただけるかと思います。


極度に臆病な理由は

・おそらく母犬からの引き離しが早すぎて、他の犬との接し方がわからない。

・子犬時代、ペットショップでストレスのかかる方法にて展示販売されていた。

・不適切な場面(怖がったり怯えたりした時)で、飼い主(母)に慰められた(ご褒美で強化された)


オッサン犬なのにうれション癖がある理由と
興奮すると制御できない理由は

・お散歩による十分で適切なエネルギー発散ができていない。

・興奮している状態を母が「喜んでいる」と勘違いし、一緒にはしゃぐことで強化してしまった。

・「褒める」と「叱る」の境界線が曖昧なため、どう振る舞えばいいか混乱している(ストレス)


要求吠えが執拗に続く理由は

・要求吠えを結果的に許してきた。

・さんざん吠えさせた後で根負けして結局犬に従う形で要求を受け入れた
 →しつこく吠えれば願いが叶うという刷り込みとなった。

・そもそも飼い主である母をリーダーとは思っていない(むしろ犬の方が主導権を握っている)


問題行動自体は色々あっても、おおむね飼い主の接し方の問題点としては共通点が多く見いだせることがおわかりいただけるかと思います。

要するに、

★ 好ましくない態度の時は、ご褒美をあげない
  (優しく話しかける、触るなど、構ってあげること自体がご褒美となります)

★ 好ましくない態度はその場ですぐにやめさせる

★ 好ましい態度の時にはうーんとご褒美をあげる
  (おやつやごはんのことではなく、褒める、撫でるなど喜ぶことをするという意味です)

★ 決して感情的にならない

★ 常に人間が主導権(リーダーシップ)を取る


こういったことを飼い主さんが心掛けて、ご家族によってその対応にバラつきが出ない様に気を付けてさえいれば、さほど困った問題行動を助長することにはならないってことです。


だけど、なんだか・・・
犬は家族なのに、これではなんだか可哀相・・・
制約ばかりで、犬はかえってストレスを感じてしまうんじゃないかしらん?
上下関係なんかじゃなくて、私は親友として、我が子としてこの子を見ていたいの。
そんな杓子定規にしなくても・・・

と、おっしゃりたい方は多いでしょう(うちの母もそう)
わかりますわかります。よーぅくわかります。
そもそも犬好きな私としては、あのなんともいえない上目遣いで犬に見つめられると、ついつい不適切な場面であっても抱きしめて撫でまわしたい衝動にグラグラきますから、痛いほどわかります!

でも、だからこそ、自分が可愛がりたい欲求を我慢してでも、愛する我が子への正しい接し方を理解しておく必要があります。

人間の子供だって、甘やかし放題で猫っかわいがりした子が、結果的にろくでなし幸せになっていない・・・なんてお話はザラにありますよね?


長くなったのでつづきはまた・・・

今日からお泊りのココちゃん♪
おとなしくてとっても可愛いです(^▽^)





2017年1月18日水曜日

問題行動について⑦


つづきです。

ボール中毒犬”ボス”を作り出した母の行動について、ひとつひとつ説明申し上げましょう。

※赤字アンダーライン部分が不適切な対応です。
※青字部分はそれを受けたボスの気持ちです。
※紫字イタリック部分はアル中に陥りやすいオジサンです(←はぁ?)


  1. 飼い始めて間もなく、母はボール遊びをたいそう喜んだボスを見て、これまたたいそう喜びました。
    嬉しそうにボールを追いかけるボスが可愛くてたまらず、せがまれれば家事の手を止めてでも付き合ってやりました。

    「ねえママぁ~、退屈だよぅ。ボールで遊んでよぅ」



    おお、吠えたら遊んでくれるんだな?!(ピカーーンッ♪)



    「おーいママ、早く遊んでったらー!こんなに吠えてるのにまったく使えないヤツだなぁ」



    「オイっ!いつまで待たせるんだっ?!早く遊べやゴラぁっ!!」


    ボール遊びをしてあげることは運動にもなりますし、むしろいいことです。
    けれども、せがまれて付き合うということを繰り返すことは、犬に主導権を握らせていることになります。
    最初は「おねだり」だったかもしれませんが、回を重ねるごとに「命令」へと変化していっているのに、母と同じように多くの飼い主さんが気づいていません。
    遊びを始める時も終える時も、主導権は常に飼い主さんが握っているようにしなくてはならないのです。
  2. 雨や、忙しくてお散歩に行けない時などは、特に室内でボール遊びをたっぷりしてやりました

    「お散歩に行きたいよぅ(イライラ)」
    「お、ボール遊びか。仕方ない。ボールで憂さ晴らしするか!」

    「何もかもうまくいかないよぅ(イライラ)」
    「お、酒か。仕方ない。パァーッと飲んで憂さ晴らしするか!」


    以前、【お散歩は必要ですか?】の記事にも書きましたが、ボール遊びはお散歩の代わりにはなりません。忙しくても、ボール遊びをする時間が取れるのなら、短くてもいいからお散歩を優先すべきです。
    犬は、遊んでもらえないことよりもお散歩に行けないことの方がよほど精神的に不安定になり、ストレスとなります。
    どうしてもお散歩できない時、鬱積したストレスのはけ口としてボール遊びを代替することにより、犬がボール遊びに依存しやすい傾向を作り上げてしまいます。
    それでも、どうしてもお散歩に連れて行けない時は、我慢することも学ばせます。
    ただし、行ける状態になったらすぐに長めのお散歩に連れ出してあげることが大事です。
  3. ボスがとても好きな、ボールの引っ張りっこもたくさんしてあげました。

    「ガルルルルル ガルルルルル・・・」←野生化している

    ボールやおもちゃなどを犬と引っ張りっこをするのは、たとえ犬がやりたがっていてもおすすめできません。
    引っ張りっこは捕食という野生の本能と直結するので、犬は夢中になり、大変興奮しやすくなります。
    引っ張りっこをしていて唸るようになったら危険信号です。
    人と同居してご飯を与えられている犬が捕食の本能を刺激されて興奮することは必要ないばかりか、攻撃性を誘発することにもつながりかねません。
    攻撃的な中毒犬だなんて、シャレにならないじゃあありませんか!

  4. ボスは、あまりにボール好きで、ボールをいつでもかじっているので、ゴルフボールですらボロボロにしてしまいます。ですから母は、常にボールが家から絶えないように次から次へとたくさんの種類のボールを買って与えました。
    (ボスのいる部屋には、常に箱いっぱいのおもちゃやボールがありました)

    「お?また子分がボクのボールを買ってきて貢いで行ったな。ヨシヨシ。いい心がけだ」

    犬が望むおもちゃを与えすぎることも、犬の好きな時間におもちゃで遊べる状態にしておくのもやってはいけないことです。
    遊んでほしい。お散歩に行きたい。でも忙しそうで構ってもらえない・・・そんな時の拠りどころがおもちゃになることで、依存(執着)が強まってしまいます。
    更に、好きな時におもちゃで遊べるということは、おもちゃは犬の物ってことになりますね。
    ちがいます。おもちゃは飼い主のものでなくてはなりません。

    ①でも解説しましたが、遊びを始める時間は飼い主が決めます。
    どうしても一緒に遊べないけれどおもちゃで遊ばせてあげたい時は、必ず飼い主がおもちゃを渡してあげて、ある程度の時間を区切って、最後はそのおもちゃを取り上げて片付けてしまいます。そうすることで主導権は飼い主にあり、おもちゃは飼い主のものだということを理解させることができます。
  5. 母がどうしても手が離せないような時、ボスがボールを執拗にせがんで吠え続けたとします。
    そんな時、母は優しく「ボス~ ちょーっと待ってねぇ~♪おりこうねぇ~」と声掛けしながら作業を続けますが、それでも鳴き声が止まないので、だんだん落ち着かない様子になり、次第に鳴き声にイライラし始め、最終的には「んもーっ!わかったわかった。じゃあちょっとだけよ」と、ボールを取ってやりに行きます。そして必ず「まったくボスには困ったもんだわ」とボヤきます。

    「え?もっと吠えてほしいの?仕方ないなぁワンワン!}
    「おいっ!いい加減にしろよっ!どんだけ吠えさせるんだ?!早くしろよっ!」
    「うーん・・・こんなにしつこく吠えないと来ないのかぁ・・・じゃあ次はもっとしつこく吠えよう」

    まず大前提として、犬が望ましくない行動をしている時にご褒美を与えてしまうことはNGです。
    優しい声で名前を呼ばれ、話しかけてもらえること ←ご褒美になります。
    その上、さんざん吠えさせてしまった後で、吠えている状態で要望に応えてしまうことは、最悪のタイミングで最高のご褒美を与えていることになります。
    しつこく吠えたてると望みが叶うという方程式が刷り込まれることで、声を枯らすまで狂ったように泣き続けるようになる犬も珍しくありません。
    それは飼い主、ご近所、なにより犬自身にとって不幸以外のなにものでもありません。



    長くなったので続きはまた・・・













2017年1月17日火曜日

問題行動について⑥

我が母が、問題行動の見本市のように育ててしまった
ボール大好き犬”ボス”を例にとって、犬の問題行動について書いています。

実家の階段を降りることができなくなってしまったボスの行動。
これは〈恐怖症〉という状態です。
恐怖症を強化してしまうのは、不適切なタイミング_つまり、階段を降りることができず怯えている状態の時に優しい口調で話しかけ(←ご褒美になります)、抱っこする(←ご褒美です)ことで、怯えていることを肯定してしまう行為でした。

怯える必要のないものに怯えている犬に対しては、飼い主自身が悠然とした余裕の態度で見守り、克服まで根気強く付き合ってあげるのが正しい対処の仕方です。
決して赤ちゃんのように甘やかしたり、一緒になってオロオロしたり、神経質に叱ったりといった感情的な態度に出てはいけません。
人間の子供だって、母親が虫を怖がれば同じように怖がりますよね?
虫が怖いんじゃあなくて、母親が不安定なメンタルになるのを感じ取って不安になっているからです。
「怖くないよ。大丈夫」
という気持ちで気長に克服に付き合い、克服できた時には精一杯褒めてあげてください。


ここで今一度、ボスの問題行動を振り返ってみます。

●極度に臆病(よその人も犬も怖い)
●もう6歳のオッサンになろうというのにうれション癖がある
●ボールに対する異常な執着(正気の沙汰ではないほどの・・・)
●興奮すると制御できない(グルグルピョンピョンうれションジョロロ~~)
●「遊んで!」「ボール取って!」「寂しいからこっち来て!」などの要求吠えが執拗に続く
●実家の階段をひとりで降りることができない

でした。

中でも特徴といえるのが、ボールに対する異常な執着です。
私がいつもこのブログの中で、彼を”ボール大好き犬”と呼んでいるのはそういうことです。

犬がボールを好きなのは問題ありません。
人がお酒を好きなのも問題ありません。

でも!

犬がボールに異常に執着するのは中毒です。
人がお酒に異常に執着するのがアル中なのと同じなのです。

中毒かそうでないかの境目は、その対象に関して制御ができるか否かということにあります。
ボスは制御がまったくきかないほどのボール中毒に罹患しています。

具体的に言うと・・・

ボールを持たせると、それはもうひっきりなしに「投げて取ってこい!」の遊びをせがみ続けます。
落ちているボールを見つけよう物なら、車や側溝も目に入らぬ状態となり、猛然と追いかけます。
その拾ったボールを取り上げようとしようものなら、本気で噛み付かんばかりにうなり声をあげます。
ボールを高いところに隠すと、取ってやるまでずーーっとその下で声がかれるまで吠え続けます。
一人でボール遊びをしている時は、タンスの下などにボールを突っ込み、これまた取ってくれと執拗に吠え続けます。

こうなるともう「ボールが好きなのね!かぁわいい~♪」っちゅうレベルを超えちゃってますね。

人の依存症や中毒と同様、犬だって特定のものに取り憑かれた状態は、精神的に健全でないのはおわかりでしょう。

ボスがこのような状態になった原因はいくつか考えられます。

①飼い始めて間もなく、母はボール遊びをたいそう喜んだボスを見て、これまたたいそう喜びました。
嬉しそうにボールを追いかけるボスが可愛くてたまらず、せがまれれば家事の手を止めてでも付き合ってやりました。

②雨や、忙しくてお散歩に行けない時などは、特に室内でボール遊びをたっぷりしてやりました。

③ボスがとても好きな、ボールの引っ張りっこもたくさんしてあげました。

④ボスは、あまりにボール好きで、ボールをいつでもかじっているので、ゴルフボールですらボロボロにしてしまいます。ですから母は、常にボールが家から絶えないように次から次へとたくさんの種類のボールを買って与えました。

⑤母がどうしても手が離せないような時、ボスがボールを執拗にせがんで吠え続けたとします。
そんな時、母は優しく「ボス~ ちょーっと待ってねぇ~♪おりこうねぇ~」と声掛けしながら作業を続けますが、それでも鳴き声が止まないので、だんだん落ち着かない様子になり、次第に鳴き声にイライラし始め、最終的には「んもーっ!わかったわかった。じゃあちょっとだけよ」と、ボールを取ってやりに行きます。そして必ず「まったくボスには困ったもんだわ」とボヤきます。


私に言わせれば、ボスがボール中毒犬になってしまったのは無理もないことです。
「んもーっ!」じゃないよ「んもーっ!」じゃ!
困ったもんなのは母のほうだわ!と私はボヤきます。


長くなったので続きはまた・・・


↑ボール中毒犬”ボス”




2017年1月16日月曜日

問題行動について⑤


いやあ、寒いですねぇ~
昨日、生まれて初めてのぎっくり腰を経験し、いまだに湿布とサポーター装着の上、緩慢に動くお庭番です。

何の根拠もなく、私は

オバケ
鼻血
骨折
ぎっくり腰

これらとは無縁の生涯を送るんだっ!
と思い込んでおりましたが、数年前にタンスの角に足の第四指をぶつけて骨折。
今回ぎっくり腰を経験してしまったことで、前説はかなりあやしくなってまいりました。
この分だと、鼻血はともかくいつの日かオバケさんにも遭遇するのではないか_・・・
それだけはどうか神様お許し下さい。せめて友好的な宇宙人にしてください。
という祈りにも似た気持ちでおります。

さて、余談が長くなりすぎました。
我が家の”ボス”の問題点の続きです。

前回、階段を降りることができないボスを、実家の母がヨシヨシヨシヨシと抱きかかえて降りるのを見て、3年前から我が家にやってきたツンデレチワワの”なつ”までもが
「私も抱いて~ん」
と要求し、母が嬉々としてそれに応えるようになったところまでお話しました。

実家に1か月に1度程度顔を出していた私は、その現場を見てこう考えました。

「長年抱かれて階段を降りていたボスを一朝一夕に矯正することは不可能。
けれどもつい先日まで鼻歌まじりに階段を上り下りしていた”なつ”ならば、すぐに矯正できる。
手遅れにならないうちにすぐにやめさせなければっ!」

母がワンたちのごはんの時間となり、”ボス”ボスを抱っこで階段を降りた後、当然のように”なつ”を迎えに行きながら
「まったくもー困ったもんねぇ」
とぼやくのを遮り
「ダメよ!自分で降りさせて」

でも、敵もさるもの。ガンコチワワ(←毎度呼び方が違いますが”なつ”です)は、いくら呼んでもガンとして降りてきません。
こうなりゃもう根比べです。

そんな様子を見た母はといえばなんと・・・
目に涙をいっぱいためて

「そんなぁ・・・かわいそうよ~~!!」

(私を鬼を見るようなまなざしで見る母)

「かわいそうなんかじゃなーーーいっ!!」

私は”なつ”にわざと聞こえるように階段のすぐ下のところで”ボス”にご飯をあげました。
30秒くらいでしょうか、”なつ”は「迎えに来いやー!」と階上で鳴いていましたが、すぐに諦めて軽快な足取りで階段を降りてきました。
私は”なつ”をたっぷりと褒めてあげてからごはんをあげました。

本来”ボス”だって自宅以外の階段は降りられるのですから、”なつ”よりは時間が必要ですが、必ず降りられるようになるはずです。
でも母はそれを試そうともしませんでしたし、むしろ抱っこしないと降りられない臆病な”ボス”がかわいくてたまらなかったのです。

おわかりでしょうか?母が犯した一番のミスを・・・
母は”臆病なボス”を肯定して、その特性を母自らが【強化】してしまったのです。

雷が苦手な犬
花火が苦手な犬
など、いろんなコンプレックスを抱えた臆病な犬はいますが、それを肯定して強化してしまうのは人間だけです。
人間が人間の子供にするのと同じように
「まぁ、怖いの?大丈夫よ。いらしゃい!抱きしめてあげるわ♪」
・・・とこうです。

けれども、犬たちの世界において、臆病なヤツは誰にも(母犬にでさえ)
「カワイソウ」も言われなければ
「ヨシヨシ」もされません。
単にバカにされ、最悪、群の足手まといになると群れから追い出されるだけなのです。

まさか臆病犬を家から追い出せと言っているのではもちろんありません。
でも、臆病な部分やコンプレックスを人間が肯定したり強化することは絶対にしてはならないことなのです。

なぜなら、そうされた犬は「怖がるのはいいことなんだっ♪」と考えるようになり、臆病な面や自信がない面がますます強まってしまうからです。

臆病が故に他の犬や人に不必要に吠えかかったり噛み付いたりすることだって十分に考えられます。
元々、犬としての社会化ができていなかった子が、臆病で神経質なままでいることを許されたために、お散歩やドッグランでせっかくの他の犬との交流の機会を得ても、まったく仲間に入ろうとしないことで、社会性のなさに磨きがかかってしまうこともありえます。

臆病な犬の行動に対して、飼い主さんがすべきことは、それを克服する適切な手助けをして、飼い犬に自信をつけさせてあげることなのです。

母は私を鬼のような目で見て
「かわいそう」
と泣きましたが、臆病を強化されて自信を失い、他の犬たちからも舐められ、自尊心のない犬になってしまうことの方が、犬にとってはモーレツかわいそうなことなのです。
愛犬をつい擬人化してしまう人たちには、そのことをぜひ肝に銘じていただきたいと思います。


長くなったので、つづきはまた次回・・・



2017年1月15日日曜日

アタタタ

問題行動について
の続きを書こうと思っていたのですが、

今朝、掃除しようと石油ストーブを持ち上げた瞬間


グキッッ!!!


人生初のぎっくり腰です( ノД`)


長く座っていられないので、続きはまたにしますぅ~

2017年1月14日土曜日

問題行動について④




三浦も雪になりましたー♪
い~ぬは喜び庭駆け回る
※チワワは寒さに弱い犬種なのですが、なつは雪が好きみたいです(笑)


さて前回、ボスの主な問題行動を以下のように書きました。

●極度に臆病(よその人も犬も怖い)
●もう6歳のオッサンになろうというのにうれション癖がある
●ボールに対する異常な執着(正気の沙汰ではないほどの・・・)
●興奮すると制御できない(グルグルピョンピョンうれションジョロロ~~)
●「遊んで!」「ボール取って!」「寂しいからこっち来て!」などの要求吠えが執拗に続く
●実家の階段をひとりで降りることができない

そもそも、ペットショップで生体販売している日本の現状には常日頃から大いなる疑問を感じています。
子犬のうち、特に生後3か月までは母犬や他の犬たちと十分に接することで、犬の社会性が育つことは周知の事実なのに、ガラスケースの中で見世物のようにされるストレスと、他の犬たちと触れ合わない仕切りの中での生活は、臆病な犬や神経質な犬を生み出すに決まってます(キパッ!)
臆病の前段階として「どう振る舞うべきかが解らない」ということがあるのですね。

更にボスは、東日本大震災の翌日に東北で生まれた犬です。
出産直前~出産時、母犬はさぞ怖かったでしょう。その不安は子犬にも伝わったかもしれません。

そのビクビク犬を、あろうことか”ボス”って名づける我が母・・・(母は天然でんねん)

母は犬がだーーい好きです。
ボスにも有り余るほどの愛情を注いで育てました。
しかし、その愛情のかけかたは、人間の赤ん坊に対するそれと同じだったのです。
この過ちは、日本人の多くの愛犬家が犯してしまうものです(ここ、テストに出ます)

ボスが我が実家にやってきたころ、私はとっくに実家を出ていたので、詳しい経緯はわからないのですが、どうやら階段で軽く足を踏み外して、とても怖い思いをしたようです。
それ以来ボスは実家の階段を降りることができなくなりました。
(屋外の階段などはチャラヘッチャラ♪です)

私が実家にいたならば、ボスが階段を降りるよう促したと思います。
けれども母は、毎回ボスを抱きかかえて「ヨシヨシヨシヨシ♪」しながら階段を降りていたのです!
(おお!主よ!!)

余談ですが、2年まえに我が家に新入りとして引き取られたツンデレ犬”なつ”は、階段を鼻歌まじりで上り下りしておりました(←一部誇張表現が含まれています)
ところがっ!
毎回母に抱きかかえられて階段を降りているボスを見て、なつがどうなったと思いますか?

そう・・・なつは軽々と階段を降りられるくせして、ボスが抱っこで階段を降りるのを2階の踊り場で
ジィイイイイーと見送った後、わざわざ2階の一番奥の部屋まで走っていき、更にそこで床にゴローンと横たわって

「私も抱いて~~~~ん」

と、母にねだるのでした(オイコラー!そこのクレバーチワワぁー!)

その様子を見た母は、さすがに「まずいことになった。なんとかしなくては・・・」
と思ったとでも?

不正解です。

なんと母は、そのクレバーチワワ(なつです)を見て

「まぁああっ!なんて頭がいい子なんでしょう?!この子はなんでもよくわかっているのねぇ~!」

そう言って、なんともうれし気な、マリア様のような顔でクレバーチワワ(なつ)を抱きかかえて「ヨシヨシヨシヨシ♪」と階段を降りてくるのでした(オーマイガッ!)


長くなったので続きはまた・・・

おはよー

PetHotel11さん(@pet.hotel.11)が投稿した写真 -

2017年1月13日金曜日

問題行動について③



いつもこのブログで「うちの子」とか「我が家の」とか書いている
ボール大好き犬”ボス” と ツンデレ犬”なつ”ですが、実は私の犬ではありません。
正確には私の実の母が飼い主で、半年ほど前から超長期で預かっているワンたちです。

ボスは、もうすぐ6歳になりますが、ペットショップで母がハートをズキューーン!されて
「お父さんへのバースデイプレゼントよ♪」
と買ってきました。
(その父は3年前に他界しました)

なつは、ボスとほぼ同じ年齢で、2年前に飼い主さんの家庭環境の問題から飼えなくなり、
里親を探していたので、母が引き受けた子です。

そして今日は特にボスのお話です。

ボスはペットショップで買ってきた_と書きました。
我が家の歴代飼い犬たちで、唯一ペットショップからきた子です。
そのため、生まれてからどのくらい母犬と過ごしたかなどがよくわかっていないのですが、
あまりに社会化できていないことから、すぐに母犬と引き離された可能性もあると思っています。

※子犬は生後3か月は母犬の元で、犬の社会化を学ぶ(犬社会の掟などを母犬から教わる)ことが
必要です。

そのうえ、ボスを猫っ可愛がりした私の両親により、ボスは立派な

問題行動の宝石箱やぁ~~~~!!

ってな犬となってしまいました。

ボスの問題は、以下の通りです。

●極度に臆病(よその人も犬も怖い)
●もう6歳のオッサンになろうというのにうれション癖がある
●ボールに対する異常な執着(正気の沙汰ではないほどの・・・)
●興奮すると制御できない(グルグルピョンピョンうれションジョロロ~~)
●「遊んで!」「ボール取って!」「寂しいからこっち来て!」などの要求吠えが執拗に続く
●実家の階段をひとりで降りることができない

主だった問題はこのくらいでしょうか(←え・・・まだあんの~?)


次回は、ボスのこれらの問題が、どのようにして作られてきたか?
そして、なぜ超長期預かりをしているのかをお話するとしましょう。








2017年1月12日木曜日

問題行動について②

昨日の記事で

一般的に問題行動とされていることでも、飼い主さんや周囲の人に迷惑をかけていないなら問題ない。
けれどもなぜこういったことが「問題行動」と定義されているのか?
という理由は、犬の飼い主さんはきちんと理解しておくべきです。

と書きました。
少し矛盾しているようですが、問題行動と名がついているということは、それなりの理由があるわけです。

例えば、帰宅した飼い主さんに飛びつくしぐさ・・・
「私が帰ってきたのが嬉しくてたまらないんだ♪」
と感じさせてくれて、とても可愛いですよね?
他人から問題行動だと指摘されようと、飼い主さんが困っていなくて、むしろ喜んでいるのだから
問題ではありません。

でも、飼い主さんに飛びつくしぐさを犬がする理由が
「喜んでいるから」
だけではない・・・としたらどうでしょうか?

人は犬をついつい擬人化、しかも赤ちゃんのように扱ってしまいます。
(私だってついついそうなってしまうことがありますからよぅく解ります)

犬が飛びつくのは、相手に対する支配的な態度です。
飼い主さんが帰ってきて嬉しいのは確かですが、その興奮に乗じて飛びつく行動が出てしまうのは、飼い主さんを・・・まあ平たく言うとナメているということになります。
それが証拠に、群の中の犬はリーダー犬に決して飛びついたりはしません。
更に、制御できないほどの興奮状態(激しくはねたりグルグル回ったり)が止められないのも、
エネルギーを持て余しているというサインです。

人間社会の中で暮らす飼い犬は、人との共存において、他の人に迷惑をかけない・・・つまり、キチンとしなくてはならない場面ではお行儀よくできる必要があります。
玄関先で飼い犬が飛びつくこと・・・それ自体は問題ではないでしょう。
けれども、その行動の裏に支配的な意味合いがあるということは、それをエスカレートさせてしまうと、大切な場面で飼い主の指示や静止に従わない子になってしまう恐れがあるということなのです。

犬をお散歩させている最中、ご近所の奥さんと遭遇して、つい長話してしまった。
そこに、犬に慣れていない子供が不用意に近づいたことで、飼い犬がうなり声をあげて
次の瞬間吠えかかった・・・そんな時にただちにそれをやめさせなければならないのに、
飼い主さんが声の限りに叱っても、吠えかかるのをまったくやめない・・・
それはさすがに「問題行動だわぁ~」と解るでしょう。

でも、その問題行動が単体で成り立っているのではなく、実は普段から許している
帰宅時に飛びつく行為
その積み重ねが下地になっている可能性があるっていうことなんです。

ですから、自分の犬が飛びついて喜んでいる・・・かわいい~♪
そのこと自体は問題ではなくても、そこに潜んでいるサイン
つまり、自分の飼い犬は自分を絶対的なリーダーとは認めていないんだな・・・
ということは理解しておく必要があるのです。

わたしはワンちゃんと主従関係を築くために飼っているんじゃないの。
この子は家族であり同志であり我が子なの。
それでお互いの関係がうまくいっていて、双方幸せならそれでいいと思います。

ただ、それとは別に
「犬は犬であり、人間ではない」
ということと、犬の行動シグナルとして、一般的に問題行動と呼ばれるものが
どういう理由でそう呼ばれるようになったのか?
ということを正しく理解しておくようにしてください。

そうすれば、飛びつく飼い犬をお散歩に連れて行くときは、
●散歩中には犬から注意をそらさないでおこう。
●リードをしっかり持って制御できるようにしておこう。
●もしかするとこの子は興奮して我を失ってしまうかもしれない。
といったことを考えながら、周囲の人に迷惑をかけないことが可能になります。


明日は、我が家の問題行動オンパレードのボスくんのお話だよ~(/・ω・)/
え?なに?ボクのこと~?




2017年1月11日水曜日

問題行動について①

以前の記事で

「飼い主さんが本当に困っていれば、一般的な問題行動でなくても問題行動。
飼い主さんが困っていなくて、周囲の人々にも迷惑をかけないのであれば
一般論では問題行動でも、問題なし」

と書きました。

無駄吠え・分離不安・噛みぐせ・拾い食い・偏食・・・

などなど、犬の問題行動と言われるものはたくさんありますが、
大前提として、飼い主さんが自分の飼い犬を、他の人の迷惑にならないよう責任を持って
躾さえしていれば、家の中で多少甘ったれでも、遊びをしつこくせがむ子でも
それはさほど問題ではないと思うのです。

しつけ教室の先生によっては、さほど飼い主さんが困っていないようなことでも
「これは問題ですねぇ!」
とことさら飼い主さんの心配をあおるような言い方をする場合もあるとのことです。

もちろん、他の人や犬に噛み付いてしまう恐れがあったりする場合は論外。
きちんとした躾を今すぐにする必要があるのは当然です。
でも・・・

「帰宅した飼い主さんに喜んで飛びつくのは問題です」
「甘ったれで、飼い主さんが家にいるとき常につきまとうのは問題です」
「特定のおもちゃや物に執着を示すのは問題です」
「要求が通るまでしつこくせがみ続けるのは問題です」

こういったことは、第三者が指摘し、「問題犬」というレッテルを張って
しつけ教室に通うことを強制するようなことではないと思うのです。

ただし・・・ではなぜこういったことが「問題行動」と定義されているのか?
という理由は、犬の飼い主さんはきちんと理解しておくべきです。


長くなるので、続きはまた明日にします。


※どうでもいいけど、問題行動犬の代表みたいにボクの写真を使うのやめてくれない?(byボス)



2017年1月10日火曜日

お散歩は必要ですか?


ドッグランがあるペットホテルということで、お天気のいい日はワンたちは
お庭でたくさんかけっこします。

はしゃぎすぎてクタクタになるくらい走る子もいます。

そういうことからか、このところいただいたお問合せで、たまたまお散歩に関する
ご質問が立て続けにありました。

「ランでいっぱい走らせているのにわざわざお散歩させる必要あります?」
という方。

また別な方は
「うちでもお庭でたくさん遊んだ日はお散歩させていないので、それでいいですよ」

なるほどなるほど。
お散歩しなくていいというのは、ペットホテル側としては手間が省けて助かりますから

「あ、ほんとですか?!ラッキー♪じゃ、お言葉に甘えてお散歩はなしで・・・」

・・・と、そうはいきませんっ!

Pet Hotel 11!の考えとしては、お庭やランで駆け回るのとお散歩は全くの別物です。
更に、かけっことお散歩のどちらがより大事ですか?
と問われたら、迷わず「おさんぽおさんぽ!」と早押しで回答します。(←2回も言わなくてよろしい)

野生の犬は、群で生活しています。
群は毎日獲物を求めて長い距離を移動します。
移動しながら臭いをかいで、さまざまな情報をキャッチします。
獲物を探すのも、臭いによって天敵や危険を察知して縄張りを守るのも、犬にとっては
生命維持に欠かせない重要なことです。

つまり、お散歩は、単にウンチやオシッコをするためのものでも、
運動不足を解消するためのものでもないってことですね。

そういう本能的な行動パターンを満たしていないと、犬は不安になったり、欲求不満に
なったりします。
ストレスが溜まって、心身や行動面で様々な問題が出てくることもあるんですよ。

お庭やランでどんなにたくさん走り回っていたとしても、
柵で囲われた中で遊んでいるにすぎません。
犬は毎日、縄張りの近所を飼い主さんと一緒に、できるだけたくさんの距離歩いて、
どんな犬が通ったかな?怪しいヤツはいないかな?
といった情報収集をし、
「ボクは私はここだよ!」
と、自分のにおいを付けて歩くのが大好きなんです。

人間だって、外界の情報をキャッチすることを禁じられて、
毎日お庭でひなたぼっこさせてもらって、ランニングマシーンで運動させてもらえれば
それで幸せですか?
ここは刑務所か?と・・・
毎日似たようなコースであっても、お散歩してみれば
「ああ、面白い形の雲だなぁ・・・ あ!昼間の月♪今日は満月かぁ」
とか
「そろそろ桜のツボミが膨らんできたなぁ。楽しみだなぁ。日ものびてきたなぁ」
とか、景色や風や匂いを楽しんで、リフレッシュできますよね。
群で移動する習性のない人でそうなんですから、犬にとってどれだけお散歩が必要か、
おわかりいただけると思います。

ですから、Pet Hotel 11!では、お預かりしたワンちゃんの年齢や体格にあった
距離を考えながら、朝と夕方に必ずお散歩させていただいています。

「お散歩あり」というペットホテルでも、ウンチとオシッコをさせにチョロっとお外に出す
だけ・・・といったところはけっこうたくさんあります。

大切なワンちゃんを預けるとき、特に長期の場合は、
そのペットホテルがどのくらいきちんとお散歩させてあげているか?
といったこともしっかりチェックしてみてくださいね。

旅行から帰って、ワンちゃんを迎えに行ってみたら、ストレスからすっかり様子が
おかしくなっていた・・・なんてお話は珍しくありませんから
( ノД`)









2017年1月9日月曜日

大風一過

昨日から一泊でお泊りに来てくれたMAXくんです♪

昨夜の三浦半島は、ものすごい大風でした。

ゴウゴウと草木が揺れる音
ザブンザブンと海が荒れる音
何かが飛んできて転がる様な音・・・

ワンたち、ちゃんと眠れるかな~?
と心配しましたが、みんなグッスリよく眠りました(ホ♪)

MAXくんは10才。
Pet Hotel 11!もスポンサーシップに参加させていただいている
KDPの保護犬だった子です。

過去にはいろいろと悲しい経験もし、他のワンたちにいじめられ、
怖い思いもしてきたとのことで、
今でも苦手なワンちゃんがいるので、おさんぽには注意が必要です。

膀胱の疾患もあるので、4-5時間おきにオシッコに連れ出してあげなくてはなりません。
昨夜のような嵐の中でも、MAXくんは嫌がることなく素直にオシッコに行き、
終わると「さ!帰ろう帰ろう!」とまっすぐ帰ってきて、またスヤスヤ眠ります。

なんて可愛いんでしょう~(はぁと)

現在の飼い主さんが、おうちでオシッコできないMAXの膀胱に
負担がかからないために、毎日4-5時間おきに
雨の日も風の日も連れ出してあげていることが伝わってきます。
MAX、本当によかったね(o^―^o)

夜9時半ごろオシッコに連れて行った後は、まだ暗い早朝5時にもう1度。
そして、雨が上がって明るくなった6時半ごろに、みんな一緒にたくさんおさんぽしました。


みんな昨夜はすごい音で怖かったねぇ
よくおりこうにしていたねぇ
帰ったらいっぱい美味しいごはんだよ!!

ちなみに今日は松ぼっくりは吹き飛ばされてしまったのか「なしよ」( ノД`)

2017年1月8日日曜日

分離不安

昨日、初めて遊びに来てくれたミニチュアダックスのNくん。
とっても美犬です♪

ご主人にしがみつくようにしてやってきて、プレイルームに放してもご主人の足元から
離れようとしません。

ご主人がお部屋を出いくと、ブヒンブヒンと不安げにずっと鳴いています。
(特徴ある切ない鳴き方がまた可愛いんですよ!)

いわゆる分離不安というものですが、大事に大事に可愛がられているワンちゃんによく見られる傾向です。

保育園や幼稚園に通い始めた人間の子供の中にも、分離不安の子は何人か必ずいて、
あまりに激しく泣いてママやパパとの別れを拒むので、中には親の方も毎朝涙ながらに
我が子を送り出す・・・といったシーンも・・・

でも、そういう子が卒園まで毎日毎日泣き続けるかというと、そんなことはないですね?
子供も犬も、ものすごい適応力があります。

分離不安のワンちゃんの飼い主さんで、お留守番をさせる時にいつも苦労するという方は、
最初は短時間から、信頼できるペットホテルに何度か預けてみることをおすすめします。
何度か経験するうち、

●離れていても、怖い目にあったり、いやな思いをすることはなかった
●必ず飼い主さんがちゃんと迎えに来てくれる

といったことがわかってきます。
そうすれば、だんだんに離れている時間を楽しむことができるようになります。

そうして分離不安を克服した時、大きく成長し、自信もつけることができます。
自信のなさから来ていた、他の問題までいつの間にか解決してしまったり、
本人にとっての「不安」というストレスが軽減されるために、むしろ精神的に本人(本犬?)
が楽になったりするんです。

お友達のところに預ける場合などは
「ずっと鳴いていて、迷惑をかけてしまうかも・・・」
という問題がありますが、ペットホテルの場合は、そういう子は珍しくありませんから、
なんの不安も抱かず、分離不安のワンちゃんも安心してお預けください。
ただし、

・最初から最後までケージに入れっぱなしのホテル
・恐怖を与えたり体罰を与えたりするホテル
・スタッフが、ワンちゃんの様子の変化に全く注意を払っていないホテル

こういったホテルではないことをきちんと確認してくださいね。
ホテルの姿勢によっては、むしろ逆効果になってしまうことがありますから。

帰り際、Nくんとご主人の再会は、ほんの束の間離れていただけなのに、
まるで何か月も離れていたかのような感動シーンでした(笑)

一番不安で寂しかったのはご主人かもしれませんねぇ・・・
Sさん(ご主人) 泡立つお土産をありがとうございました。
今度はぜひ手ぶらで気軽にお越しくださいねー!






松ぼっくりとマイブーム


朝のおさんぽの帰り道、ご近所に落ちている松ぼっくりを1つ咥えて帰るのが
最近のマイブーム(by ボス)

ボスが咥えて帰った松ぼっくりを、興味もないのにボスから取り上げて遊んで
見せて、ボスがイジイジするのを見るのが最近のマイブーム(by なつ)

2017年1月7日土曜日

三浦海岸 おんべ焼


まだ日の出前の暗い時間からおさんぽに行きました。
今日は海岸でおんべ焼があるからです。

毎年、1月7日の松が明ける日の早朝に松飾りや古いお札、縁起ものなどをを集めて焼き、1年を振り返りまた、新しい年の無病息災を祈願するという、新年の風物詩です。

海岸には、横須賀の野比あたりから、この三浦海岸まで、点々とお飾りなどが組まれています。
5:30過ぎくらいから、小さ目のものに点火。
パチパチという音と、お飾りが焦げる匂い、赤く染まった空によって
「あ、始まったな」
と解ります。

6時を回ったころ、集まった人々に紙コップでお酒がふるまわれ、いよいよ大きなおんびに
火が入ります。



耳が痛くなるほどのキーンとした冷たい空気の海岸でも、大きなおんびの近くはとても
暖かく、アっという間に燃え上がる大きな炎とバチバチという音は、とても美しく迫力があります。
おんべの残り火で焼いた餅を食べると一年間風邪をひかないと言われているそうですが、
ボスとなつが「う〇ち」をしたそうだったので、わたしたちは退散・・・



無事、う〇ちも済ませて、

「おんび、きれいだったねぇ~~♪」

と帰宅すると・・・

ガレージやお庭は、飛んできた灰や葉っぱの燃えカスだらけ ( ノД`)シクシク…
お掃除すんべ・・・
















2017年1月6日金曜日

迷子札、迷わず付けましょう!!


迷子札、本当に大切です。うっかりの迷子はもちろん、災害時にも大切なので、まだ付けていないワンちゃんは直ぐに付けてもらいましょう。
※PetHotel11!では、ICチップや迷子札を付けていないワンちゃんをお預かりした場合、必ずオリジナルの迷子札を付けてお預かりしています。

北風と太陽



iPhoneから送信

2017年1月5日木曜日

南風COFFEEさん

三浦に越してきて1年とちょっとが経ちました。

ペットホテルのOPENに向けて、購入した中古住宅の内装を
見よう見真似で、素人のわたしたちがDIYしている頃、
すぐ近所の海岸沿いにある、カフェにお邪魔したことがありました。

とても丁寧に煎れて下さった美味しいCOFFEを、海を眺めながらいただきました。

こじんまりした落ち着ける内装、特に漆喰壁の温かみのある風合いが素敵でした。

内装は漆喰にしようと決めていたわたしたちが、「壁、素敵ですねぇ」と言うと
ご主人が「友達に手伝ってもらって自分たちで塗ったんですよ」と。
「え?!実はわたしたちもこれから自分たちでしようと思っているんです!」
それから根掘り葉掘り、コツだの難しいか?だの伺い、気さくなご主人は
「なんだったら休みの日に、声かけてもらえば手伝いますよー!」
と、冗談半分に言ってくださり、とても嬉しかったのを覚えています。

それから1年以上が過ぎたつい先日のこと。
離れて暮らしている長女が遊びに来て、
「そういえば南風COFFEさんって近所じゃない?友達のご両親のお店なんだよー」

ええええええーーーっ?!

世間って狭いんですねぇ~!

というわけで、ついさっき、おさんぽのついでにご挨拶してきました。

海に面したテラスはワンちゃん連れでも利用可能だそうですヨ!
TAKE OUTも可能なので、初日の出の時なんかは、浜にカップでコーヒーを
持ってきている人たちもたくさんいました♪

三浦海岸にワンちゃん連れで遊びに来られた時には、ぜひお立ち寄りください。

おすすめです(^▽^)/

 南風COFFE

2017年1月4日水曜日

狂い咲き


三浦海岸沿いの桜たちときたら、昨年10月にも2-3輪ウッカリものの桜が
「すいやせんっ!咲いちやいやしたぁ~!」
てな感じで咲いていたのですが、本日午後のおさんぽにて、
もう五分咲きな桜の木を見つけてしまいました。
おそらく10月時点と違い、すでにもう
「狂い咲き、みんなで咲けばこわくない」
といった雰囲気になっていると思われ・・・

明日から寒くなるというのにだいじょうぶでしょうか?

咲いちゃったらさすがにつぼみに戻るってことは・・・
無理なんでしょうねぇ

ああ、それにしても一眼レフほしいほしい


2017年1月3日火曜日

一眼レフ!!

年越しを一緒に過ごした義母が、昨日岩手に帰ってしまい、
なんだか静かになっちゃったねぇ・・・
なんて言っていたのも束の間、
本日は、離れて暮らしている母・娘・息子・息子の彼女がやってきて、
それはそれは賑やかで楽しい1日でした♪

ワンたちも、入れ代わり立ち代わり、いろんな人に遊んでもらって大興奮!

そして・・・息子の彼女が持ってきてくれた一眼レフでワンたちを撮ってくれたのですがー!
そのクオリティーの高さったらアータ!!

今はスマホのカメラもとてもよくなっていて、いつも自分たちが撮っている写真でも
まあ特に不都合や不満はありませんでした。

でもでも・・・一眼レフ様でお撮りいただいた画像を見てしまった日にゃあ!

ドッグランで走るボスのこの躍動感!

いつものようにただボケーとしてるボスだって、まるでイケメンモデル犬のやう 

ちっちゃいくせに実はオラオラ系のツンデレ犬”なつ”だって、
んまぁー!笑ってはるやないの~~?! 
かかか・・・かわいい~い!実物よりかわいい~♪


結論!

一眼レフ欲っしいぃぃぃぃ~~~っ!!

※値段を訊いてすぐさま諦めましたが・・・



いつか絶対買ってやるぅー!

2017年1月2日月曜日

朝焼けとお留守番

昨日の元日に増して、今日の朝焼けは美しかった!!

赤く染まった空と海

ピンク色の波打ち際

なつも思わず哲学的な表情
(本当はあっちにいる他の犬に”ンナローーっ!”ってやりたがっている)

ボスだって思慮深げな様子
(本当はあっちにあるイイ感じの枝を拾いたくてうずうずしている) 

そんでもって、この子はおうちでお留守番
どうでもいいけど、ハンモックからこぼれ落ちそうなこの態勢で
よく熟睡できるものです。
どんな初夢を見ているのかなぁ~?






2017年1月1日日曜日

幸せすぎるお正月♪

なんということでしょう~?!
神様っ!私はとてつもない幸せ者でございます(ハハァ~~ ← なんかひれ伏したい気持ち)

ワンたちも人間も今日も元気でお散歩できるし・・・

雲の切れ間からもれる神々しい初春の光をずいぶん堪能できましたし・・・

忙しさを理由に、ちっともお正月支度をしてこなかったのに、我が家の食卓には

お義母さんお手製のテールスープや煮物があって・・・

お義母さんお土産の松前漬けやお新香があって・・・

お母さんお手製の黒豆や数の子があって・・・

お母さん差し入れの特上すき焼き用お肉や栗鹿の子があって・・・

お隣さん差し入れの黒豆とマグロの柵トカリフラワーがあって・・・

お隣のお隣さん差し入れの築地のふっくら卵焼きがあって・・・

娘の差し入れのラスクがあって・・・

息子の彼女の差し入れのみかんがあって・・・

友達からの差し入れのお刺身でいただけるようなプリップリの海老があって・・・


嗚呼!かみさま!いただき物だけで痛風になりそうですっ
一体全体、どれからどう食べたらいいんでしょう?!
いただき物の百人一首やぁ~~~~♪(身悶え)


だがしかし、犬たちとフェレットにとっては、大晦日も元日も関係なく、
本日も
※おさんぽ → うんち → 寝る → 遊ぶ → うんち → 寝る → ※にもどる
という粛々とした一日を送っております。

動物たちは、崇高なまでに単純=シンプル=カッコイイ!!

これでいいのだ
||:3ミ


皆様、こんなふつつか者のわたしたちですが、
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。