2017年1月20日金曜日

問題行動について⑨

大寒らしい大寒です。
春が待ち遠しいですねぇ~


さて、犬が問題行動を起こさないために、飼い主が心掛けておくことを前回書きました。


★ 好ましくない態度の時は、ご褒美をあげない
  (優しく話しかける、触るなど、構ってあげること自体がご褒美となります)

★ 好ましくない態度はその場ですぐにやめさせる

★ 好ましい態度の時にはうーんとご褒美をあげる
  (おやつやごはんのことではなく、褒める、撫でるなど喜ぶことをするという意味です)

★ 決して感情的にならない

★ 常に人間が主導権(リーダーシップ)を取る


この中で一番大事なのが、最後に書いた「常に人間がリーダーシップをとる」ということです。

日本語も、日本国憲法も条例もわからない犬という動物が、人間社会の中で家族のように暮らしていくためには、飼い主がリーダーとしての責任を持って自分の犬に最低限守らせなくてはならないことがありますよね?
もし、人間にひどく迷惑をかけたり危害を及ぼす存在になれば、その先に訴訟問題だったり、犬を施設に移されたりといった、考えたくもない事態が待っているかもしれません。

そうなることは、結果的に犬にとって大変不幸なことです。


正しいリーダーは、部下が理解しやすい言葉ややり方で部下を導きます。
犬のリーダーになるからには、犬に理解しやすい方法を取る必要があります。

犬が好ましい態度の時はご褒美。
好ましくない態度の時はご褒美なし。
このシンプルな行動は、感情豊かな人間にとっては、あまりにも機械的すぎて、家族とみなしている犬が可哀相という気持ちになりがちですが、何よりも犬にとって可哀相なのは

「わかりにくーい!」

ってことなんです。

「なんかすごく怒ってるけど、なんで叱られてんのかわかんないよぅ・・・ブルブル」
ということが起きてしまうのは、いいことと悪いことの区別がちっともついていない子です。
普段から、上記のようなシンプルな方法で〇×が解っている子は混乱しない=ストレスが少ない生活を送れるってことなんです。


次回は、問題行動のお徳用袋みたいな言われようのボスが、どうして超長期で実家から私のところに来ているのか?
というお話です。


えへへっ 呼んだ呼んだ~?!