2018年5月20日日曜日

おりこうワンちゃんのレシピ⑤

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。




前回のブログで、ワンちゃんに「構うとき」「構わないとき」のメリハリについてお話しました。

用事を済ませる間など「構わないとき」ワンちゃんを無視して用事に集中する代わりに、「構うとき」は短時間でもいいから100%ワンちゃんに向き合ってあげるんでしたね?

きょうはこれに関連してちょっと横道・・・

その「構わないとき」にワンちゃんにオモチャなどを与えることについて考えてみたいと思います。


【レシピ3 メリハリはとっても大事(3)】



●オモチャに子守りさせるのはやめよう



「用事をする間はワンちゃんを無視しましょう」


なんて言うと、


「そんなっ・・・ひどいわっ 可哀想よー!」


というブーイングが全国から聞こえてきそうですね(;'∀')

ブーイング浴びついでに言ってしまうと、ワンちゃんを待たせている間、オモチャを与えることは個人的にはおすすめしません。

その理由は次のようなものです。


◇飼い主さんの錯覚


「お洗濯が終わったら、お掃除の前にちょっとだけあの子の相手をしてあげよう」

そう思っていた飼い主さんがお洗濯を済ませてワンちゃんの様子を見てみると・・・

さっきあげたオモチャをまだ夢中になってカミカミしています。

そんな時、飼い主さんは次のように思いがちです。


「な~んだヨカッタ、楽しそうね・・・まだイケるな!今のうちにお洗濯も済ませちゃお~っと♪」


そんなことを繰り返しているうちに、飼い主さんがオモチャにワンちゃんの子守りをさせるラクチンさにスッカリ甘えてしまって、愛犬との時間を作る努力を怠ってしまうようになりがちなんです。


与えたオモチャに飽きたら、また別のオモチャを・・・それにも飽きたらまた別なオモチャを・・・ってやっているご家庭はありませんか~?

忘れてはならないのは、


ワンちゃんが望んでいるのは「暇つぶし」じゃーないんだヨ!!


ってこと。


飼い主さんに構ってもらえなくても、代わりに楽しいオモチャがあればそれで十分!


なんてワンちゃんは思っていません。

飼い主さんに構ってもらえない間、仕方なくオモチャで遊んでいるだけです。


今から書くことは、まったくの個人的な意見ですので「データを出せ」というような意地悪なお問い合わせには応じられません。

ただ、わたしがワンちゃんたちを見ていて思うのは、彼らが何故オモチャで遊ぶのが好きかというと、それが飼い主さんに繋がるツールだと思っているからだろうってことです。

もしも、オモチャが単なる暇つぶしの道具ならば、ワンちゃんたちにとってそこいら中にあるソファの角やイスの脚、電源コードなど、なんでもカミカミして遊べばいいではありませんか?

でも、彼らはそうはしません。


ワンちゃんたちは、自分のために飼い主さんがオモチャを買ってきて「ホラッ♪」と差し出した時のことをよーく覚えているんです。


オモチャを持って帰ってきた時の飼い主さんの楽しそうな顔♪

最初は大して興味がなかったオモチャだけど、飼い主さんがそれを振り回して遊んでくれるからカジカジしてみせたら、飼い主さんがその時にした嬉しそうな顔ったら♪

そのオモチャで飼い主さんと一緒に遊んだ時間は楽しかったなぁ♪

きっと飼い主さんもこのオモチャで自分と遊ぶのが大好きなんだろうなぁ♪


こういった記憶がオモチャと結びついているからこそ、ワンちゃんたちはオモチャで遊ぶのが大好きなのではないか・・・

そう考えると、ワンちゃんたちは待たされている間、オモチャで楽しそうに遊んでいるように見えて、実際にはその行為は飼い主さんと遊ぶ時間を待ち焦がれているように感じられるんです。

(あるいは飼い主さんが構ってくれない欲求不満のはけ口か・・・)


ところが、楽しそうにオモチャで遊ぶ愛犬を見た飼い主さんはそうは思いません。


「しめしめ、オモチャで楽しそうに遊んでいるな!じゃあ今のうちにアレもコレも・・・」


と、さほど優先順位が高くなかった用事まで手を付けたり、なんならドラマ視ちゃったり趣味のパッチワークに没頭しちゃったり、お友達と長電話を始めちゃったり・・・

そんな自覚のある飼い主さんはおらんかね~~?


このように、飼い主さんが「愛犬はオモチャで満足している」と錯覚してしまうようになることが、ワンちゃんとの信頼関係にヒビを生じさせるとわたしは考えているんです。



◇ワンちゃんはお見通し



パパやママに構ってほしいと思っている子供がそうであるように、飼い主さんに構ってほしいと思っているワンちゃんたちは、


飼い主さんが本当に忙しくて自分に構えないのか、それとも面倒くさくて忙しいフリをしているのか


ということを必ず!正確に!見抜きます。


そのため、本当に超忙しい飼い主さんにはあまりしつこくじゃれついてくるようなことはないでしょう?

Pet Hotel 11!でお預かりしているワンちゃんたちも、掃除やら洗濯やらでバタバタしている時には静かに床に伏せて待っていてくれます。


一番ワンちゃんがしつこくじゃれついてくる時とゆーのは・・・


「本当は用事の合間に5分くらいならワンちゃんの相手をしてあげられるんだけど、1回相手をし始めちゃうと面倒なことになるからなぁ・・・」


ってなことを飼い主さんが考えているような時です。

それって、ワンちゃんに対して誠実な態度とはいえませんよね?

すると、飼い主さんの方にも潜在的に罪悪感があるもんだから、必要以上に


「ああー忙しい!ゴメンねぇ~〇〇ちゃん、もうちょっと待っててねぇ~!」


とかなんとか、やたらとワンちゃんに声かけたりご機嫌とったりしがちではないですか?


実際・・・


アンパンマンのDVDを観せられている子供も、

オモチャを渡されたワンちゃんも、


そういう大人の態度を冷ややかな目で見ているように思えてならないんです。


「ごまかされてる・・・」


ってね!(;'∀')

もしかすると、オモチャで楽し気に遊んでいると思っているのは飼い主さんだけで、ごまかされていることへの不満をオモチャにぶつけてギッタンギッタンにしているのかもしれませんよぉ~~~!


そんな風にごまかすくらいなら、まだ


「ごめん、今ちょっと面倒くさい!いい子にしてて~」


って言ってしまった方がマシだと思っているくらいです。



ですから、構ってほしいと思っているワンちゃんを待たせている間は、オモチャでヘタに時間稼ぎをしてごまかすのではなく、ジーーっと待たせておいてなるべく早く行ってあげ、5分でいいから集中して相手をしてあげてください。


「構ってほしがっているワンちゃんにとっての最高のご褒美はオモチャやオヤツではなく、構ってあげることだ」


ということをお忘れなく・・・


「ヘタにちょっと相手をすると面倒なことになる」


なんてことは絶対にありません。

5分間ベッタリ相手をしてあげればワンちゃんはきっと満足します。


ぜひやってみてくださいね~!



※ワンちゃんにオモチャを与えることが悪いと言っているわけではありません。
お留守番の時にオモチャを与え、帰宅したら回収するなどの使い方は有効だと考えていますので、念のため・・・





さて、次回は「メリハリシリーズ」(←?)の最後でーす(^▽^)/





<今日のPet Hotel 11!>

あ、どうも~ お久しぶりです。
Hちゃんですっ!
今日は弟分を連れてきたの。

Sくんっていうの!
ピグレットじゃあないのよ!

こっちが本物のピグレットさん

ボスくんや”なつ”ちゃんとはもうマブダチなの!

チャコちゃんともすぐに仲良しになったのよ!

弟分のSくんも、すぐに”なつ”ちゃんや・・・

チャコちゃんと遊び始めて・・・

おまけに、ワタシが怖くて近づけなかった大きな
Uちゃんにまでご挨拶してたのよっ!!!

Sくん「ボスく~ん、どうしたの?」
ボス「ZZZ・・・」

Sくん「ボスく~ん、何してるの~?」
ボス「え・・・ウン・・・言わせるなよぅ~!」

朝のお散歩で、いつまでも海をながめていたFくん

また三浦海岸に遊びにおいでね~~(^▽^)/

パパとママと遊びにきてくれたUちゃん
今度はお泊りにチャレンジだね!
楽しみに待ってるからね~~(^▽^)/